2006年11月11日
5日目 その4
やっと着いたポルトはリスボンとは全く雰囲気の違う街でした。最初にバスの中から見えた景色がドロウ河沿いの苔の生えた急斜面に密集して建つ小さな家々でした。街も何だか道路や建物が古くてどす黒くて圧倒され、私はパニックになってしまったのです。
宿が決まっていなかったから、取りあえずサン・ベント駅に行って考えることにしました。そこまでの道のりでわかったのはリスボン以上に坂だらけだということ。ほとんどの道が坂で先が見えない。人もゴチャゴチャしていて圧倒されながらサン・ベント駅に着き、翌日から2泊するYHに泊まれるか電話をして聞いてみようと思ったが公衆電話の掛け方がわからず、人はたくさんいるけれど聞くこともできず電話の前で困っていました。そしたら、一人のおじさんが「What is difficult?」と話しかけてくれたのです。それで一生懸命事情を説明してもYHへの行き方がわからず困っていると思われてしまい、YHへのバス停まで案内しようとしてくれ歩き出してしまったのです。私は困って、ガイドブックにポルトガル語が少し載っていたのを思い出し、「今夜空きはありますか」という文章を指差したらようやく事情をわかってくれ、「easy!!」と言って自分の携帯でYHに電話をしてくれました。あいにく満室で、私もずうずうしく、ポルトから1時間のブラガという町のYHにも聞いてくれるようにお願いしました。そしたら、そこは空きがありおじさんが私の名前で予約までしてくれ、無事宿を確保することができたのです。おじさんには「No,fee」と言われお礼と握手などをして別れました。
初めての街で本当にパニックになっていたので、本当にありがたかったです。私がただ電話の前でガイドブックを手にして困って立っていただけで、外国人である私に話しかけ予約までしてくれ、おじさんの心の暖かさを感じたのでした。
それから電車に1時間乗りブラガに着きました。その頃にはもう暗くなり始めていて、YHが想像以上に駅から離れておりゆるーい上り坂になっているのできつかったです。2度と泊まらないと思います。部屋は古くロッカーではなく棚があるだけで窓は立て付けが悪いのか閉まらないし、6人部屋に私一人で怖かったです。キッチンや談話室も古くて照明も暗く陰気臭いという感じでした。でも料金はたったの9ユーロ(朝食なし)なので文句は言えないです。
あまりのパニックでポルトに着いたのに一枚も写真を撮っていません。
↓ブラガのYH
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投稿者 uritan : 2006年11月11日 20:29
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